まず画期的だと思う背景から解説しますと、まちの取り組みを住民に告知するため、市役所では大量のチラシやフライヤーが制作され、印刷されています。
それらはコンペで勝ち取った事業者が制作したり、または市役所内のWordで制作されたものが多く、それらが市役所や図書館、まちの公共施設などで配布されます。
それら印刷物は作り手が違うため、どれもデザインのテイストの違うものになります。
もし役所内にデザインのクオリティチェックをするデザイナーがいれば、それらは大きく外れたものにならないかもしれません。
そんなことを考えたこともなかったですが、神戸市役所ではクリエイティブディレクターの求人を行い、デザインの考え方を職員に浸透させる取り組みが行われています。
その取り組みを伝える求人記事を2018年の春にこちらで書かせていただきました。
市役所職員のデザインリテラシーをあげて、背中を押そう! デザインの視点から神戸のまちをつくる、クリエイティブディレクターの仕事とは? #求人あり
デザインには人々をひきつけ、心を動かす力があります。 神戸では1995年の「阪神・淡路大震災」からの復興の過程で、神戸で暮らす人や働く人が交流し、そこから生まれ
そして今回はこの取り組みからさらに一歩進んだ取り組みとなりそうです。
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デザイン、美術や音楽、映像など芸術分野の素養を備えた人材を確保するぞ、ということなのです。
すでに神戸市役所ではクリエイティブディレクターが働いているので、ちゃんとスキルのある人を採用することでしょう。役所内にクリエイティブの素養がある人がいるまちってうらやましいですね。この流れが全国に広がってほしいです。