新しい年号を決めるのは誰の仕事なんでしょうか? ちょっと調べてみました。
調べてみると、どういう経緯で平成に決まったのかという記事が多くでてきます。その中で注目したのはこちら。
エラー|NHK NEWS WEB
「大化」から「昭和」に至るまで、およそ1300年にわたり天皇みずからが決めてきた元号の位置づけは大きく変わり、元号は政府が法律に基づき政令で定めることになりました。
つまり、国民が候補案を出して決めるようになったのは平成から。そうなんですね。元号法によって、以下の手順で決められるようです。
元号法
・総理大臣が若干名の有識者に候補名の考案を委嘱。
↓
・官房長官が、
▽国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ
▽漢字2字
▽書きやすい
▽読みやすい
▽過去に使われていない
▽一般的に使われていない
に留意し、候補を検討・整理。総理大臣に報告。
↓
総理大臣の指示を受け、総理府総務長官、官房長官、官房長官と内閣法制局長官が会議を開いて候補を精査。数個を選び、全閣僚会議で協議し、衆参両院の正副議長の意見を聞く。
↓
最後に元号を改める政令を閣議決定し、新元号は決定。
なるほど。
有識者を選ぶ段階で、ほぼ総理大臣の意向が反映されてしまいそうな決め方ですね…。「安」という文字が入らないことを祈ります。